雨に香る金木犀の香り

この香気には、何か、心を痛める成分でもあるのかしら?と

思わずにはいられません

駆け引き上手なその香りに心は乱され、

まるで、傷つけられても追いかけてしまう恋の相手の様

捕えようとすれば、きつく鋭く、跳ね返されるような香り

離れれば、優しく、心の奥深くまで浸透する忘れる事の出来ない誘惑の香り

それは、切っても切り離せない、運命の糸?

駆け引きなんてしたくないのに....

花の香りは、私たちの純粋な想いを試すかのように、

季節ごとに、使命をもって香りを運んでくるようです。

風に乗り

金木犀は、わたし達に何を問いかけるのでしょう?

涙の様な雨に染み込んで