ストレス

ひとによってその受け方が大きく異なり

また、引き起こされる不調も異なります。

それらは、環境であったり、人間関係であったり、追われている仕事であったり

体の不調そのものであったり、様々です。

心身に影響を及ぼすその緊張感やプレッシャーは

許容範囲であれば、大切な体への忠告となり、

過剰になれば、気付かぬうちに、心身に様々な不調としてあらわれてきます。

それらをコントロールしているのが、自律神経です。

自律神経には、交感神経と副交感神経があり、

大脳にある視床下部によってバランスをコントロールされています。

自律神経は、内臓、血管、リンパ腺など、体全体に分布している神経で、

私たちの生命を維持する消化吸収、ホルモン分泌、排泄など、

生命を維持していくために、大脳の視床下部から常に指令を受けて

無意識に繊細にコントロールされています。

心拍数をあげ、やる気を起こさせたり、

怒りやフラストレーション、危険を感じると交感神経が優位なり、

また、リラックスしたり、食べ物の消化を促進させる時、睡眠時には

副交感神経が優位になります。

どちらも、生命維持に欠かせないもので、そのバランスが重要です。

ストレスの状態が長く続くと、自律神経のバランスが乱れ、交感神経が優位となり

お肌が乾燥しやすく、免疫力が低下するため、化膿性の肌荒れなどが起きやすくなります。

アトピー性皮膚炎、繰り返すニキビや吹き出物、円形脱毛症、など、

長期にわたる心身のストレスにより大きな影響を受けているお肌の不調があります。

けれども、ストレスだけで、それらの要因を片づけられるものでもありません

ありとあらゆる要因が絡み合って、また個人によってそれぞれ症状が異なります。

人間の体の中は、私たちの意識や意志だけではコントロール出来ない

無意識のメカニズムがあります。

そこで、溜息が一つ出てくるかもしれません!

そこで、本物のアロマの力を

植物から抽出される精油の香りは、まさしく自律神経のバランスを取り、

免疫力を上げてくれる

もっとも素晴らしい救世主

本日の魔法は、ストレスリリーフの魔法
主役は、スパイクナード

☆スパイクナードは、オミナエシ科のインド原産のハーブで根茎より抽出されるオイル。
聖書には、マグダラのアリアが、最期の晩餐の前にイエスキリストの足を拭ったと記されており、
このオイルは古来より、神秘的な関わりがあります。
香りは、まさに高貴で神聖な甘い香りがします。
その香りは、深く深く入りこんでいきながら、身体の外側にある何か?
おそらくオーラと呼ばれるものであろうその空間までもを包みこみます。
あるがままの存在を受け入れて、内に秘めるすべてのあらゆる感情を許し、自然のことと受け止め、そして、開放してくれます。
神経の強壮剤となり、眠れない夜、原因不明の恐れを抱いた時、深く鎮静させ、安心感を与えてくれます。
お肌に対しては、潤いをもたらし、あらゆるトラブルを改善してくれます。
実際に、これを使用しますと、肌全体がしっとりします。
強力な抗真菌作用もあるため、化膿性の吹き出物などに有効です。
最近では、抗酸化作用が認められたおり、それによる抗ストレス作用があるとされています。
また、月経周期のバランスを良くし、卵巣機能にも働きかけます。
この神聖な香りは、自分の事をさしおいて、人に尽くして燃えつきてしまうような環境にある人に有効です。気付かぬうちに、ストレスに無反応になってしまう時、優しくなだめてくれる香りです
Ambretta(アンブレッタ)

 

アンブレッタは、アオイ科の種子から抽出される精油です。
アロマテラピーの精油としては、珍しいものでしが、香料業界ではムスクの香りの代用として使用されています。香りはきつくなく、ほのか甘さの中に粉っぽさがあり、高貴でありながらセクシーな個性的な香りです。
心を開放させ、穏やか催淫作用があります。
ストレスホルモンを分泌している副腎皮質に対して強力な作用があり、また、ステロイド剤の解毒を行う場合の吸入剤として使用される事もあります(エッセンシャルオイル&ハーブウォーター375参照)
また、女性ホルモンの分泌を促すため、ホルモンバランスが崩れている時有効です。
お肌を保湿し、乾燥を防ぎます。
単品での使用より、ブレンドする事で、全体の香りのバランスが良くしてくれます。
ゼラニウム

ローズゼラニウム

☆ゼラニウム

ゼラニウムは、フウロソウ科の花と葉から抽出される精油です。
700もの栽培変種があります。精油のために抽出されるものも、いくつかの種類がありますが、
アロ魔女が最も好きなローズゼラニウムと呼ばれるものです。
(学術名 Pelargonium roseum)
ローズのような甘くフローラルな香りを持ちつつも、シトラスと草っぽいグリーン調の香りを強く残します。全てのバランスの調整を司るオイルと言えます。女性にとっての常備薬と呼んでもよいほど。
女性ホルモンのバランス、皮脂分泌のバランス、(ニキビ、開いた毛穴を引き締める)
ストレスと関連する副腎皮質のホルモンのバランスをとります
体全体の強壮作用があり、リンパの流れをよくし免疫力を高めます。
女性ホルモンのバランスをとるので、生理前のイライラ(PMS)、更年期障害に有効です。
つまり、成熟期から閉経期まで、女性に訪れるホルモンの変化による障害を防ぎ、
バランスを取っていつまでも若々しくいられるようサポートしてくれます。
神経系の強壮剤でもあるため不安と憂鬱を鎮めます。
月経前のどうしようもないイライラ、食べ過ぎ、ニキビ、むくみを防ぎ、涙もろさを和らげます
また、更年期では、まさに、失われていくエストロゲンの役となって、ほてり、情緒不安定を和らげてくれます。

ホホバオイル20ml
スパイクナード 1滴
アンブレッタ 1滴
ローズゼラニウム 2滴
上記精油をホホバオイルに混ぜブレンドオイルを作ります。
首に塗布して、上から下へ流します。(何回か繰り返します)
余分な毒素が血液の中を流れ、リンパ液を通って排泄されていく流れをイメージします。
今、抱えているストレスも、香りにのせて、循環し、取り去られていくのを感じましょう。
数日間は、首だけをトリートメントして下さい。
お肌になじんできたら、次にデコルテ、お顔の順に使用していきます。
※お肌に炎症がある時は、どの精油も塗布しないで下さい。
まずは、アロマポットで焚いたり、コットンに精油を垂らして香るだけに留めて下さい。